******リンデ教授の講義******
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歯周病の実態について
これまでは、40歳以上の人は100%歯周病に罹患しており、
プロービング時の出血があり、
ポケットが深くなり、
アタッチメントロスがおこる
というのが通説であった。
しかし、現在の疫学調査によると、重度の歯周病患者の場合この通説は当てはまらない。
日本人の40歳以上の歯周病患者(3mm以上のアタッチメントロス)の、5
ー10%が重度の歯周病である。
40ー50歳・・・・5%
50ー60歳・・・・8% 重度の歯周病
60ー70歳・・・10%
重度の歯周病は、若い人にもおこっている。1歳ー20歳(早期発症型歯周病
)
乳 歯・・・・2%ー4%(前思春期性歯周病)
永久歯・・・・1%未満 (若年性歯周炎)
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ファミリーツリーについて
前章で述べた、重度の歯周病患者の場合、遺伝が大いに関係している。
もし重度の歯周病患者を診た場合、その家族にも、発症している可能性が大で
ある。
早期発症型歯周病の患者を診た場合は、必ず、父母、祖父祖母に重度歯周病の
遺伝要素があるので、ファミリーツリーをさかのぼる事が大切である。
そして、兄弟、姉妹に現れていないかも、診ていく必要がある。発症の可能性
は大である。
中高年の重度歯周病患者を診た場合には、ファミリーツリーの先を診ていく必
要がある。
子、孫に早期発症型歯周病の発症の可能性が大である。
年少の歯周病の場合、その進行を抑えるには、徹底したプラークコントロール
が必要である。
その導入の時に、脅すのではなく、遺伝についての情報を提供して、特別なプ
ラークコントロール
の必要性について説明していくことが大切である。
遺伝的な要素とは、
- 白血球の中の好中球(マクロファージ)機能不全→大きく歯周破壊がおこる
- 免疫応答が働かない(抗体が出来ない)
- セメント質形成不全
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早期発症型歯周炎について
- 前思春期性歯周炎(7ー9歳)
限局性・・・・・乳大臼歯のみにおこる(2ー4.5%)
早期喪失→第一大臼歯の傾斜→叢生→矯正
全 体(1%未満)
- 若年性歯周炎(12ー19歳1%未満)
限局性・・・・・第一大臼歯、中切歯、側切歯のみにおこる
全 体
頻 度・・・・・黒人>アジア人>白人
前思春期性歯周炎から若年性歯周炎に移行する。
定期的メインテナンスが必要。
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成人型歯周炎について
20歳30歳40歳50歳60歳・・・・・重度歯周病
?%・1%<5%<8%<15%
重度歯周病患者の場合においては、喫煙、糖尿病、過重咬合は、歯周病を悪化
させる。
しかし、軽度、中程度の歯周病の場合は問題ではない。
歯周病は、糖尿病の併発病であり、冠状心疾患に歯周病は多大な影響を与える
。
糖尿病の人の歯周病は、治療しないと、糖尿病を重度にする。
心疾患の人の歯周病は、治療しないと、次回の発作を重度にする、発作の頻度
が増す。
(妊婦の歯周病は、早産を引き起こす。)
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