フッ素による虫歯予防について

フッ素のはたらき

3.フッ素入り歯磨き剤などの
  使用で常に微量のフッ素が
  口の中にあると、食事などで
  酸性になった時、歯から
  カルシウムが溶け出すのを
  抑制し、再石灰化を促進
  する
1.フッ素を歯に使用する 2.フッ素が歯にしみこんで
  酸に対する抵抗力が
  強くなる

高濃度のフッ素は毒性があるので、歯科医師の指示により使用する
市販されている物は、低濃度で用法を守っていれば安全である

図byあすかさん

フッ素による虫歯予防法

実 施 場 所 種 類 使用年齢の目安 使用法・フッ素濃度
家庭でできる方法
歯磨き剤
3〜4歳から
吐き出しが出来る
フッ素入り歯磨き剤を毎日の歯磨きに使う
ブクブク嗽を1回にする
薬局、スーパーなどで販売している

フッ素濃度 998ppm
スプレー
1歳から フッ素のスプレーを歯磨き後に「シュッシュ」と
歯に吹き着ける
飲み込んでも心配ない
歯科医院、薬局などで販売している

フッ素濃度 100ppm
歯科医院で行う方法 洗口剤 5〜6歳から
ブクブク嗽・吐き出しが
確実に出来る
フッ素入りの洗口(うがい)剤を家庭や集団で
使う
1日1回法、週1回法の2種類がある
歯科医師の指示が無いと使用不可
フッ素濃度 毎日法226ppm、週1回法900ppm
塗布法 1歳から 歯科医師、歯科衛生士によりフッ素を塗布する
年齢、口の状況により、3ヶ月、6ヶ月ごとに
定期的に塗布する
歯科医院、保健センターなどで行う
フッ素濃度 9000ppm
注意事項
どの方法の場合も、使用後1時間は、
うがい、飲食をしないことで、効果が上 がる

色々なフッ素の利用例

     

先ず、むし歯進行止めの薬(フッ化ジアミン銀)ですが、歯に塗った時に脱灰された(むし歯)部分に反応が起こり、数時間〜数日後黒くなってきます。

つまり、むし歯(極初期でも)でなければ、たとえ塗ったとしても黒くなりません。

治療の困難な幼児などの広範囲なむし歯の進行を抑えて、治療可能な時期を待つ間、使用していましたが、最近の予防に力を入れている歯科では殆んど使わなくなっています。

むし歯予防として塗布するフッ素の薬は、むし歯があったとしても黒くなることはありません。
しかし、歯質を丈夫にするための薬であり、むし歯になってしまった部分の進行を抑える効果は期待出来ません。

     

市販のフッ素スプレーといわれるものは、歯磨き剤の一種で、フッ素濃度はフッ素入り歯磨き剤の10分の1で、使用方法が違うだけで効果は歯磨き剤と同等です。

そして、フッ素入り歯磨き剤を(うがいを2回以内に抑えて)毎日使用するのと3〜6か月に1度歯科医院で高濃度のフッ素塗布する効果は、ほぼ同等です。

フッ素入り歯磨き剤は、毎日使用することで常に微量のフッ素が口の中で働き、歯からカルシウムが溶け出すことを抑えてくれます。

歯科医院で行う高濃度フッ素塗布は、歯に染込んで幼弱な歯質を丈夫にするのを促進する効果があります。

     

2つの方法は効果は同等ですが、働き方が違います。
ですから、両方を行えば、相乗効果(より高い働き)が得られます。

     

フッ素入りの製品の色々な例

歯磨き剤    

スプレー      

洗口剤     

by DH.Satake