岡本浩教授の歯周病セミナー(1999.3/4. 3/11. 4/8)

歯周病の実態を理解する

歯牙と歯槽骨の位置関係

  • 正常な骨線は
    CEJから
    1〜1.5mmの
    位置にある
  • 支持歯槽骨は
    (水色の部分)
    中胚葉性間葉組織であるが、
    固有歯槽骨は、
    (黄色の部分)
    外胚葉性間葉組織である。
  • 固有歯槽骨はレントゲン写真などで見られる歯槽硬線である。
  • 歯根膜線維はセメント質と固有歯槽骨の中から出ている。
  • 固有歯槽骨の幅は1mmである。

Biotype


骨線はCEJの形によって決定する


何故、歯槽骨の一部が外胚葉性間葉組織なのか

  • 歯胚は、外胚葉性間葉組織である。(一部は外胚葉であるとのご指摘あり)
  • 歯胚がほう出するときの刺激によってHertwigの上皮鞘が網の目のようなMalasseg の上皮遺残に変化する
  • そこへ歯小嚢の線維が入り込む、この時骨側に着いたのが固有歯槽骨になる。
  • 歯牙の側に着いた物がセメント質になる。
  • その間の線維が歯根膜となる。

シャーピー線維

  • シャーピー線維
    歯根膜線維がセメント質、固有歯槽骨内に入っている部分の名称。

歯肉と付着について

  • 歯牙に上皮性付着をしている部分が接合上皮
  • 線維性付着の始まる位置を付着の位置
  • 付着の位置の歯肉の
    厚み:高さ
     1:1.5
  • MGJは遺伝で決定する。
Biologic width
生体防御のための生物学的幅径
上皮性付着1mm+線維性付着1mm=2mm
ICT(炎症細胞浸潤)

I
nfiltrated
   Connective
      Tissue
  • ICTの幅は1〜2mm
  • 骨は必ず、巻き込まれない位置にある
  • 歯槽骨の上には、常に
    1mmの線維性付着、
    1mmの上皮性付着がある
  • 歯肉が厚い場合は深いポケットになる
  • 歯肉が薄い場合は歯肉退縮になる
  • レントゲンの骨ラインはプラークのラインである
  • レントゲンはプラーク地図といえる

歯周治療を必要とする患者さんの見分け方

歯肉炎 = 付着の喪失の見られない歯肉炎
Gingivaitis = Gingivitis without attachment loss(Bone loss)
BOP(Bleeding on Probing) ⇒ 縁下プラークがある

歯周炎 = 付着の喪失の見られる歯肉炎
Periodontitis = Gingivitis with attachment loss

プロービングの目的

  1. BOP(炎症の有無)出血をみる
  2. ポケット値をみる
  3. 歯肉のプロービング時の加重に対する抵抗力の強弱をみる

歯周病の治療のゴール

歯周病の分類

Periodontitis levis

骨吸収1/3未満

Periodontitis gravis

骨吸収1/3以上

Periodontitis complicata

@ 骨クレーター
A 楔状骨欠損
(骨縁下ポケット)
B 根分岐部
U度 1/3(3mm)以上
V度 F(フリー)
C 動揺度 2(1mm以上) or 3
(根分岐部T度1/3以内)


levis, gravis と complcata は合わせて使う

Periodontitis levis et complicata

骨吸収1/3以内、楔状骨欠損

Periodontitis gravis et complicata

骨吸収1/3以上、楔状骨欠損

歯周病の分類

Gingivaitis

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Periodontitis levis

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Periodontitis gravis

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Periodontitis complicata

(歯周外科が必要)
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